新プロジェクト開始
2019年クリスマスシーズンより、2017年にスタートの現プロジェクトに、新しく名前を付けて活動を本格化することにしました。
プロジェクトの名前は「Viatger」、カタロニア語で「旅人」を意味します。
基本メンバーは、現在写真の4名、9月の大磯「中世古楽の扉3」に出演の、歌とテイバーパイプの山口紗知、オルガンの鈴木志穂、そしてフレームドラムの久田祐三と私、中村会子です。
札幌に居住していることから、ただでさえ演奏者の少ない中世アルス・アンティカ音楽を、固定のメンバーによるグループで演奏することの難しさから、暫くグループは組まずに活動しようと考えていました。しかし、この夏フランスで出会った演奏家達との交流の中で、「メンバー固定の必要はなく、自分の音楽を実現するためのプロジェクトを持つ」というスタイルを知り、強く共感し、グループではなく「プロジェクト」に名前を付けての活動に踏み切る決断をしました。
この夏師事したマルセル・ペレス師が私の生年1982年に結成したアンサンブル・オルガヌムは、37年の活動を通して延べ40人近くのメンバーがいて、25年以上変わらぬ中心メンバー数名を軸に、現在では旧メンバーの子息世代が若手として参加するなど、柔軟ながら芯の通った形で長年活動しているとのこと。(オルガヌムに女性メンバーもいることを実は知らなかった為衝撃的でした!)
何かを固定すると縛られて柔軟さを失いやすい私ですが、個性と信頼に富み、私の音楽方針に賛同して下さる貴重なメンバーとともに、2020年代、または令和の時代を精力的に活動していきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!